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座禅

 前日の雪とはうって変わり、昨日は抜ける様な晴天でした。そんな中、松陰神社―明治神宮―靖国神社ー東京大神宮ー赤城神社ー穴八幡神社と巡拝、国家混乱の折り諸神のご加護を祈念して参りました。
 靖国神社の桜も満開で境内は正月の初詣の様な雑踏で、英霊もさぞ喜んでいることでしょう。

 印象深かったのははやり松陰神社で、隣にある墓所に咲いていた2,3本の桜が青空に映えて凄まじいまでの美しさでした。対照的にその隣にある桂太郎公の墓所に、一本の花もなかったのには一抹の寂寥を感じざるをえなかった。

 終生松陰先生を思慕し最後はその隣に眠りたいと念願した、一代の英傑の墓所にしては余りにも寂しすぎる。一方は尊皇の大義を鼓吹し維新の先駆けとして二十代で刑死し、他方はその教えを受け継いで維新を成就し顕官並び無き出世を遂げて六十六才で死んだ。同じ志に生きた師弟のその生死幽明の差こそがむしろ面白いのかもしれない。
 ふとそんなことを思わずにはおれなかった。(遺稿集P251 「春爛漫」より)


書

 ここから暁星学園のそばを抜けて飯田橋の東京大神宮までは約10分。写真の書は、東京都美術館で開催された国際書道展で特選を受賞した。

 ──靖国神社は明治2年戊辰戦争の戦没者を招魂鎮斎するために、明治新政府により創祀された「東京招魂社」が起こりである。日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、満州事変、日華事変、大東亜戦争などの国難に殉じた戦没者を合祀し、現在祭神は約246万人(女性祭神約6万人)。

 うちの叔父も二人祀られている。今年の8月15日、公約通り小泉首相の靖国参拝を何より期待して止まない。ここも明治神宮ほどではないが、外国人が結構いる。とくに韓国人が多いのにはいつも驚く。「歴史認識」のためであろうか。

 ここから暁星学園のそばを抜けて飯田橋の東京大神宮までは約10分。この神社は天照皇大神、豊受大神、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、倭比売命を祀る。伊勢神宮の東京出張所として、明治初年日比谷に設けられ明治天皇の勅裁を仰いで伊勢神宮の分霊を奉斎したのが創祀である。わざわざ伊勢まで行かなくても伊勢神宮の神々をここで参拝出来るのがうれしい──(遺稿集P255 「巡拝」より)

 
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